投資詐欺の概要
会社 121 INT
代表取締役 林云(リン・ユン)氏
内容 FX運用
開始 2005年
崩壊 2010年頃
会員者数 少なくとも100人
被害額 100億円~200億円
121関連ファンドとは
121 INTERNATIONAL INVESTMENT LIMITED
という会社の、FX自動売買システムを使った運用により,
月利最低10%、年利149%の利益を出せると宣伝し、この会社はお金を集めていました。
しかし、実際には資金は運用されておらず、初期に入った会員の利益支払いや、
紹介料に資金が使われていました。
崩壊は時間の問題で、資金繰りが悪化し、返金がなされなくなり、裁判へと発展しました。
なぜか詳しく報道されない理由
この事件は、100億円を超える被害を出しましたが、きちんとした報道はされませんでした。
真相はわかりませんが、私見では、「詳細が不明なため、報道できなかった」
というのが実態だと考えています。
この会社は、香港に登記された会社で、社長は中国人でした。
中国、香港で活動するのと並行して、日本において代理店を間にはさみ資金を集めていました。
裁判記録が下記サイトにまとめられていますが、基本的には、裁判の相手は
日本の代理店です。
http://www.121fund-higaibengodan.com/
日本国外で活動している業者の取り締まりはが難しいということを表していると考えています。
121関連ファンドからの教訓
シンフォニー事件の繰り返しになってしまいますが、FXの運用への投資はほとんどが
「詐欺」 と考えて間違いないと思います。
さらに、会社が海外となれば、ますます詐欺である可能性は高まります。
資金を集めて、運用せず逃げるのがこの詐欺のパターンですが、
海外の業者の場合、事前に直接確かめに行くことが難しくなります。
FXで海外の業者 の場合、100%黒と考えて間違いないです。
あとは、あなたが猛者であれば、崩壊する前に資金を入れて、お金を増やしてから
資金を回収して得をする という動きもありかとは思います。
その場合、一般的な崩壊は5年ですが、崩壊の時期にはお金が回収できなくなる
可能性が高いため、3年程度で資金を入れて、増やして、増えた分と元金回収という動きを
狙うべきでしょうか。
仮に、そこで儲けたとしても、そのお金は誰かが損したお金なので、後味が悪いことには
間違いありませんが・・・