投資詐欺の概要

会社  証券取引会社
代表取締役 チャールズ・ポンジ
内容 出資金詐欺
開始 1919年
崩壊 1920年
会員者数 数千人
被害額 数百万ドル

天才チャールズ・ポンジ

当時、「国際郵便クーポン」なるものがありました。

往復はがきのようなもので、来た郵便に返信したい時、このクーポンを使って

切手に変えられるというものです。

このクーポンですが、国によって値段がバラバラで、安い国で買って

高い国で切手に変え、その切手を会社に売れば儲かります!

この方法を使って、コツコツお金を儲けているだけであれば、詐欺事件にはなりませんが、

ポンジーのすごいところは、会社を設立し、投資家からお金を集め始めました。

当時の金利は5%程度の中(今の時代から考えると、5%でもすごいですが)

3カ月で月40%の利回りを約束したものですから、大量の資金が集まりました。

ポンジースキームの誕生

しかし、設立から1年弱で、その時がやってきてしまいました。

ある新聞記事に、「世界中の国際郵便返信用クーポンのすべての量は、
ポンジーが買ったとしている量より少ない」というものでした。

投資家からの追及を言葉巧みにかわし続けましたが、最終的に、ポンジーは詐欺容疑で
逮捕されてしまいました。

しかし同時に、世界中の投資家を惑わせる「ポンジースキーム」が誕生しました。

ポンジースキームとは、

「出資された資金を運用し、その利益を出資者に還元するとしながらも、

実際には資金運用は行わない。あとから参加した人の資金を、今いる参加者に

利益として渡すことで、資金運用を行い利益を生み、それを配当しているように

装うこと」 です。

この事件からの教訓

私が当時のアメリカにいて、この話を聞いていたら、間違いなく出資していたと思います(笑)

会社を設立しており、社会的信用はありますし、スキームとロジックはしっかりしている

ように感じます。

一般的には、詐欺事件は設立から5年以内に崩壊します。ポンジースキームは、

設立から1年弱で崩壊していますので、警戒することはできたと思いますが、

崩壊する前に儲けよう と思って、出資していた可能性が高いです。

詐欺かどうか判断するにあたり、ポンジースキームになっていないかどうか、

裏を取っていく(デューデリ)作業がいつの時代のどの案件でも必要だということですね。

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